Exnessは、2020年に日本人の受け入れを始めた海外FX業者の中でも高スペックなFX業者です。
レバレッジ制限なしや低スプレッド、信頼性の高いライセンス保有など安全性など多くの面で、数ある海外FX業者の中でも優れています。
本記事では、Exnessのについて徹底的に解説していきます。
Exnessの特徴
- 海外FX業者内でもトップレベルの安全性
- 最大レバレッジ無制限!
- ゼロカットシステムの採用
- MT4やMT5で取引が可能
- ゼロ口座ではスプレッドが0!
- 3強制ロスカットは0%
- 円口座はない
- webサイトの日本語が不十分
Exnessの概要
運営会社について
運営会社名 | Nymstar Limited | ||
---|---|---|---|
所在地 | セーシェル共和国 | ||
設立時期 | 2008年 | ||
金融ライセンス | 日本向け法人はセーシェル(FSA)、グループ会社はイギリス(FCA)、キプロス(CySEC) | ||
日本語サポート | メール、電話、チャット |
海外FX業者の中でもトップクラスの評判・安全性
2008年に設立したExnessグループは、世界中に顧客を持つ大手のFX業者です。
大手のFX業者ではよくある話ですが、国によって金融に関する法律が違うため、複数のグループ会社から成り立っています。
日本では、ExnessグループのNymstar Limited社という会社がExnessのサービスを運営しています。
Nymstar Limited社は、セーシェル共和国金融庁(FSA)のライセンスを取得しています。セーシェルの金融ライセンスは取得するのは比較的容易です。
しかしグループ会社であるExness (UK) LtdとExness (Cy) Ltdはそれぞれ英国金融行動監視機構(FCA)とキプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスを取得しています。
英国金融行動監視機構(FCA)は、その監査がとても厳しいことで有名です。
FCAのライセンスを取るためには、会社は顧客の安全を確保しなければいけません。
グループ会社内では、そのサービスや資金調達など経営体制は大きく変わることはないので、日本でサービスをしているNymstar Limited社も十分に安全性のある会社だと言えます。グループ会社内で1つの会社の評判が悪くなってしまったら、結果的に全体が悪く見えてしまうので不正行為などリスクの高い行為は取りにくいかと思われます。
また、4大監査法人のデロイト・トウシュ・トーマツ社に監査をされています。
監査とは、年に1回売上高や資金調達など会社に保存してある帳簿を徹底的に調べ上げ、会計上の観点から不正行為を行っていないかどうかを判断するものです。決算とも呼ばれます。
もしEXnessが破綻しても、預けた資金が全額返還される保証はないのでご注意ください。
トレーダーに合わせて4種類の口座タイプを提供
Exnessには、次の4つの口座タイプが存在します。
- スタンダード口座
- プロ口座
- ゼロ口座
- ロースプレッド口座
この4種類の口座の特徴は、以下の通りです。
項目 | スタンダード口座 | プロ口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|---|
最大レバレッジ | MT4:無制限 MT5:2,000倍 | MT4:無制限 MT5:2,000倍 | MT4:無制限 MT5:2,000倍 | MT4:無制限 MT5:2,000倍 |
最低入金額 | 1USD | 1,000 USD | 1,000 USD | 1,000 USD |
取引金融商品 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 |
1Lot当たりの手数料 | 無し | 無し | 最大3.5 USD | 最大3.5 USD |
平均スプレッド | 1.0~2.2pips | 0.6~1.4pips | 0.0~0.5pips | 0.0~0.1pips |
最低スプレッド | 0.3pips | 0.1pips | 0.0pips | 0.0pips |
注文可能な最大Lot | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット |
最大保有ポジション数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
強制ロスカット | 0% | 0% | 0% | 0% |
プラットフォーム | MT4 MT5 | MT4 MT5 | MT4 MT5 | MT4 MT5 |
スタンダード口座は、最低入金額が1ドルのため1番人気のある口座となっています。
プロ口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座は、最低入金額が1,000ドルと高額ですが、その分スプレッドがとても優れています。
特に、プロ口座は取引手数料なしに低スプレッドを提供しているのでとてもおすすめです。
後からでも他の口座を開設することができるので、まずはスタンダード口座を開設するのがおすすめです。
デモ口座を利用すれば、他の口座を試すことが出来ます。後からでも他の口座タイプを開設する事が出来るので、デモ口座で色々な口座タイプを試しながら気に入ったものを利用しましょう。
スタンダード口座でも、海外FX業者の中では一段とスプレッドは狭いです。スタンダード口座だけでもExnessの取引環境の良さがわかると思います。
Exnessは最大レバレッジ無限倍、強制ロスカット水準0%。
Exnessのレバレッジ制限について
ExnessのMT4口座は、レバレッジが最大無限倍です。
プラットフォームにMT5を選択した場合、最大レバレッジは2,000倍となります。
しかし、口座資金残高によってレバレッジに制限がかかってしまいます。
次の資金の範囲によってレバレッジが変化します。
有効証拠金 | 最大レバレッジ |
---|---|
999ドル以下 | 無制限 |
1,000~2,999ドル | 2,000倍 |
3,000~9,999ドル | 1,000倍 |
10,000~19,999ドル | 600倍 |
20,000~49,999ドル | 400倍 |
50,000~199,999ドル | 200倍 |
200,000ドル以上 | 100倍 |
このように、レバレッジが無制限なのは口座資金残高が日本円にして約10万円までです。
その後は資金残高が増えていくにつれレバレッジが減少していきます。口座資金が2,000万円を超えてからは100倍ですが、国内FX業者に比べれば十分ハイレバレッジです。
海外FX業者では、このように口座資金残高によってレバレッジに制限を課す業者が多いです。XM(XMTrading)のレバレッジ制限を見てみましょう。
有効証拠金 | 最大レバレッジ |
---|---|
20,000ドル以下 | 1000倍 |
20,000~50,000ドル | 200倍 |
50,000ドル以上 | 100倍 |
XMは200万円までは888倍と高い水準ですが、200万円を超えるとレバレッジは一気に低下していしまいます。500万円を超えると、100倍に制限されてしまうためレバレッジに関してはExnessの方が優秀だと思います。
海外FX業者の中には、レバレッジ制限の無い業者も存在します。
レバレッジ制限がない業者として、TitanFXとiFOREXが有名です。口座残高に関わらずハイレバレッジトレードをしたい方は、この2社を利用する事をおすすめします。TitanFXは500倍、iFOREXは400倍で永久にトレードする事が可能となっています。
Exnessでは、FX通貨ペア以外にもCFD銘柄を提供していますが、CFD銘柄ではレバレッジが個別に設定されています。すべての銘柄を無限倍で取引する事は出来ないので注意しましょう。
ゼロカットと強制ロスカット水準について
ゼロカットとは、海外FX業者が採用している、価格の急変動による借金から投資家を守るためのシステムです。
スイスフランショックやフラッシュクラッシュなど有事の際には価格が吹っ飛ぶことがあります。
そういった場合、一瞬で損失額が証拠金を上回ってしまうので有効証拠金がマイナスになってしまい、事実上借金を抱えることになります。逆指値を設定している場合でも、価格が急変動する時にはレートを提示する事が出来ないので、約定しないことがあります。
しかし、海外FX業者ではゼロカットシステムにより、証拠金以上の損失をFX業者側で相殺してもらうことができます。
なので、有効証拠金がマイナスになったとしても、入金した金額以上のお金は請求されることはありません。
国内FX業者ではこのゼロカットシステムが存在しないので、追加証拠金と呼ばれる借金をしなければいけない可能性が常にあります。
ゼロカットの重要性を多くのトレーダーが知る事件がありました。
それがスイスフランショックです。
スイスフランショックでは個人法人合わせて約34億円の借金が発生しました。
実際に掲示板などで負債を抱えてしまい、絶望している方が多くいました。
個人であれば処理しきれないような負債を抱えることになるかもしれないので、そういった面では海外FX業者は安心できます。
また、Exnessは、なんと強制ロスカットが証拠金0%になったら行われます。
強制ロスカット水準が低いとある程度価格が逆行しても強制ロスカットされることは少なくなるので、ハイレバレッジでLotを張ったトレードをすることができます。レバレッジ無限倍と合わせて少額から資金を数倍ずつ増やしていって、短期間で一気に数百~数千万円稼ぐという手法も存在します。
損失はゼロカットによって、入金した金額のみに限定されます。
強制ロスカットが0%なのはiFOREXとExnessくらいです。ハイレバ手法を用いるならこの2社がおすすめです。
ただし、ハイレバレッジトレードはリスクが高いので余剰資金でやるようにしましょう。
海外FX業者の中でも優れたスプレッドを提供している
Exnessのスプレッドは、口座タイプによって異なります。
- スタンダード口座とプロ口座は平均的なスプレッドですが、取引ごとに手数料は発生しません。
- ロースプレッド口座とゼロ口座はスプレッドがほとんど0.0pipsに近くなりますが、取引ごとに手数料が発生してしまいます。
平均的にスプレッドの狭い口座タイプは、プロ口座とロースプレッド口座です。
スプレッドは時間帯や通貨ペアによって大きく変化するので、一概にどれが一番良いとは言えませんが、上記の2つが優れています。
この2つの口座であればどこの海外FX業者よりも狭い水準のスプレッドで取引ができます。
スプレッドは、取引をする上で大きな手数料となります。スプレッドの狭い業者でトレードする事が利益を大きくする事に繋がります。
ただし、Exnessは早朝のスプレッドがかなり広がってしまう傾向にあります。
デイトレードやスキャルピングでトレードしている人は大丈夫ですが、スイングトレーダーの方は早朝に広がったスプレッドによって逆指値に引っかかってしまう事もあるので気を付けましょう。
仮想通貨、株式、貴金属などCFD銘柄が豊富
Exnessは、取り扱っている銘柄数が非常に多いです。
100種類以上の通貨ペアを提供
通貨ペアは、メジャー通貨、マイナー通貨、エキゾチック通貨と3種類に分類されており、通貨ペアだけでも100種類以上の銘柄をトレードする事が可能となっています。
ドルストレートなどのメジャーな通貨ペアから、デンマーク・クローネ、新シェケル、メキシコ・ペソ、ノルウェー・クローネ、ポーランド・ズウォティ、ロシア・ルーブル、スウェーデン・クローネ、シンガポール・ドル、新トルコ・リラ、南アフリカ・ランドなど珍しい新興国通貨まで扱っています。
新興国通貨は金利が高い国が多いため、ポジションを保有しているだけでスワップを受け取る事が出来ます。そのため、スワップ運用をしたい方にもおすすめな業者となっています。
貴金属は様々な通貨建てに対応
Exnessでは、金、銀、パラジウム、プラチナの4種類の貴金属をトレードする事が出来ます。中でも、金と銀はドル以外の通貨建てのものを取引する事が出来ます。
ドル建て、オーストラリア・ドル建て、ユーロ建て、ポンド建ての金、銀を取引する事が可能です。ユーロ建ての金を提供している業者はありますが、オーストラリア・ドル、ポンド建てで取引できる業者はごく少数です。
ドル以外の通貨建てで取引する意味は無いように見えますが、4種類の通貨建ての貴金属チャートを見比べることで通貨強弱を把握する事が出来ます。どこの通貨から資金が流入しているかなどを知る事が出来るので、チャート分析に役立つと思います。
また、貴金属のレバレッジはFX通貨ペアと同じです。つまり、金などの貴金属CFDを最大レバレッジ無限倍でトレードする事が出来ます。
株式は世界の有名株を約30種取引可能
株式CFDは、GoogleやAmazon、テスラを始めとした時価総額の高い世界の主要株式を30種類ほど取引する事が出来ます。
レバレッジは20倍で取引する事が出来ます。日本株の信用取引は3.3倍なため、ハイレバレッジでの株取引が可能となっています。
この他にも、原油、株価指数、仮想通貨など様々な銘柄をトレードする事が出来ます。
こちらからExnessで取引できる銘柄を確認する事が出来ます。
7つの入出金方法に対応
Exnessは、以下の7つの入金、出金手段を利用する事が出来ます。
- ビットコイン
- Bitwallet
- STICPAY
- テザー(USDT)
- クレジットカード
- Perfect Money
- WebMoney
ただし、銀行や決済サービス会社などで発生する手数料は別途支払う必要があります。
多くの海外FX業者で採用されている銀行送金による入金を行う事が出来ません。
そのため、仮想通貨ウォレットやオンラインウォレットを持っていない方は、新しく作成した方が入出金をスムーズに行えると思います。
入金方法別の最低入金額と入金に掛かる時間は、以下の通りです。
入金方法 | 最低入金額 | 証拠金反映までの時間 |
---|---|---|
ビットコイン | $0 | 平均1時間 |
Bitwallet | $2 | 即時 |
SticPay | $1 | 即時 |
テザー(USDT) | $1 | 72時間以内 |
クレジットカード | $3 | 即時 |
Perfect Money | $50 | 即時 |
WebMoney | $1 | 即時 |
出金については、入金した方法と同じ手段を用いて行われます。
ボーナスは開催していない
そのためボーナスが欲しい人は他の海外FX業者をおすすめします。
カスタマーサポートは多言語に対応
Exnessは世界に向けてサービスを展開しているため、多言語でのカスタマーサポートに対応しています。
日本時間だと月曜日から金曜日の12:00~20:00の間に日本語のカスタマーサポートが利用できます。
ただし、日本語で対応してもらえる時間が8時間と他の海外FX業者を比べると少し短いように思えます。
他の海外FX業者であれば平日24時間対応している所もあるので、8時間というのは何か問題が生じたときには少し不便かもしれません。
英語、中国語、タイ語であれば平日休日問わず24時間対応しているので、何か急な要件があればGoogle翻訳で日本語を英語に変換して英語で問い合わせるというのもできます。
休日のサポート対応しているFX業者はほとんどないので、英語が出来ない方からしたら面倒くさいかもしれませんが優秀なサポートを提供していると思います。
Exnessのまとめ
HotForexのメリット
- 4種類の口座から選べる
- レバレッジ制限なしでロスカット水準10%、ゼロカットで追証なし
- ゼロスプレッド口座は本当にスプレッドゼロ!
- 運営歴13で世界中のライセンスを持つ大手のブローカー
- MT4やMT5に対応
- 豊富な取引対象でチャンスを逃がさない
HotForexのデメリット
- 銀行入金に対応していない
- 円口座に対応していない
- スタンダード以外は初回入金1000ドル以上
- ボーナスが無い
Exness(エクスネス)について一通り理解できたと思います。
Exnessはボーナスキャンペーンがない事やプロ口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座の最低入金額が約10万円と高額な事から、中上級者向けのFX業者となっています。
その分、レバレッジやスプレッドに関してはとても優秀なので、十分にメイン口座として利用できる価値があると思います。
スタンダード口座であれば100円から入金できるので、まずはスタンダード口座を利用してみることをおすすめします。
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