Exnessは海外FX業者の中でも狭い水準のスプレッドを提供しているFX業者です。
また、Exnessはレバレッジ無制限でロスカット水準0%を採用しているている海外業者として注目を集めています。
本記事では、FXの通貨ペアに絞ってExnessのスプレッドについて解説していきます。
Exnessの口座タイプについて
Exnessには、以下の4つの口座タイプが存在します。
- スタンダード口座
- プロ口座
- ロースプレッド口座
- ゼロ口座
口座タイプによって、スプレッドや取引手数料は大きく異なってきます。
まずは、口座の特徴について比較していきます。
項目 | スタンダード口座 | プロ口座 | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|---|---|
最大レバレッジ | MT4:無制限 MT5:2,000倍 | MT4:無制限 MT5:2,000倍 | MT4:無制限 MT5:2,000倍 | MT4:無制限 MT5:2,000倍 |
最低入金額 | 1USD | 1,000 USD | 1,000 USD | 1,000 USD |
取引金融商品 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 | 為替通貨ペア 貴金属 仮想通貨 エネルギー 株価指数 株式 |
1Lot当たりの手数料 | 無し | 無し | 最大3.5 USD | 最大3.5 USD |
平均スプレッド | 1.0~2.2pips | 0.6~1.4pips | 0.0~0.5pips | 0.0~0.1pips |
最低スプレッド | 0.3pips | 0.1pips | 0.0pips | 0.0pips |
注文可能な最大Lot | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット | 日本時間 16:00~5:59 200ロット 6:00~15:59 20ロット |
最大保有ポジション数 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
強制ロスカット | 0% | 0% | 0% | 0% |
プラットフォーム | MT4 MT5 | MT4 MT5 | MT4 MT5 | MT4 MT5 |
口座によって大きく異なるのは、最低入金額とスプレッドです。
スタンダード口座は最低1ドルから入金ができますが、プロ口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座は最低1,000ドルからしか入金できません。
その分、スプレッドに関してはスタンダード口座よりもプロ口座、ロースプレッド口座、ゼロ口座の方が優れています。
そのため、ある程度資金に余裕があるのであれば、スタンダード以外で口座を開設することをお勧めします。
また、ロースプレッド口座とゼロ口座には取引ごとに手数料が掛かってきます。
次にスプレッドと取引手数料を加味した実質手数料を比較していきます。
Exness口座ごとの実質手数料比較
今回は、1Lot(10万通貨)当たりの実質手数料を比較していきます。
1Lotは、ドル円の通貨ペアならば1,000万円分の取引です。通貨ペアはメジャーなものに絞っています。カッコは手数料です。
通貨ペア | スタンダード | プロ | ゼロ | ロースプレッド |
---|---|---|---|---|
USD/JPY | 1.1pips | 0.7pips | 0.0pips(+7.0USD) | 0.0pips(+7.0USD) |
1,100円 | 700円 | 910円 | 910円 | |
EUR/USD | 1.0pips | 0.6pips | 0.0pips(+7.0USD) | 0.0pips(+7.0USD) |
1,300円 | 780円 | 910円 | 910円 | |
EUR/JPY | 1.9pips | 1.2pips | 0.1pips(+10.0USD) | 0.4pips(+7.0USD) |
1,900円 | 1,200円 | 1,440円 | 1,310円 | |
GBP/JPY | 2.0pips | 1.3pips | 0.1pips(+15.0USD) | 0.5pips(+7.0USD) |
2,000円 | 1,300円 | 1,950円 | 1,410円 | |
GBP/USD | 1.5pips | 0.9pips | 0.1pips(+9.0USD) | 0.3pips(+7.0USD) |
1,950円 | 1,170円 | 1,300円 | 1,300円 | |
AUD/JPY | 1.3pips | 0.8pips | 0.0pips(+9.0USD) | 0.1pips(+7.0USD) |
1,300円 | 800円 | 1,170円 | 1,040円 |
※1ドル=130円で計算しています。
※平均スプレッドです。
ゼロ口座はスプレッドが一番狭いですが、手数料が高いためスプレッドを含めた実質の手数料も少し高額となっています。
実質手数料を見るとプロ口座とロースプレッド口座が優れています。
しかし、円ベースから見た実質の手数料は為替変動によってその金額が前後します。
特に円安になればなるほど手数料は高額になります。
ドル円とユーロポンドのスプレッドがどちらも1.0pipsの場合、スプレッドに掛かる実質の手数料はそれぞれ1,000円、1,350円になります。ドル円の手数料は常に固定されていますが、ユーロポンドの手数料はポンドと円の為替変動によって前後してしまいます。
また、手数料はUSD建てなので円高ドル安になればなるほど日本円ベースから見た手数料は安く済みます。
極端な例で言うと、7ドルの手数料は、1ドル=200円の時1,400円、1ドル=100円の時700円となるので当然円高である後者の方が手数料が安くなります。つまり、円高の時はロースプレッド口座とゼロ口座が有利になるという事です。
実質の手数料を考えると、どれが一概に良いとは言えないので好きな口座を選びましょう。
どの口座タイプを選んだとしても、スプレッドに関しては海外FX業者の中でも優れており、快適にトレードする事が出来ます。
他の海外FX業者とのスプレッド比較
スタンダード(STP)口座のスプレッド比較
まずは手数料を支払わない口座タイプの中で比較していきます。
多くのFX業者では「スタンダード口座」と呼ばれることが多いです。
海外FX業者 | 口座種類名 | USD/JPY | EUR/USD | GBP/USD | EUR/JPY | AUD/JPY |
---|---|---|---|---|---|---|
Exness | スタンダード口座 | 1.1pips | 1.0pips | 1.5pips | 1.9pips | 1.3pips |
Exness | プロ口座 | 0.7pips | 0.6pips | 1.2pips | 1.3pips | 0.8pips |
XM | スタンダード口座 | 1.6pips | 1.6pips | 2.3pips | 2.6pips | 3.0pips |
TitanFX | zeroスタンダード口座 | 1.3pips | 1.2pips | 1.6pips | 1.7pips | 2.1pips |
FBS | スタンダード口座 | 2.0pips | 1.1pips | 0.9pips | 3.0pips | 3.0pips |
FXGT | 口座は1つのみ | 1.6pips | 1.6pips | 1.9pips | 2.2pips | 3.0pips |
iForex | 口座は1つのみ | 1.0pips | 0.7pips | 1.0pips | 1.8pips | 3.0pips |
HotForex | プレミアム | 1.7pips | 1.2pips | 1.8pips | 1.6pips | 2.3pips |
ISFX | スタンダード口座 | 1.6pips | 1.5pips | 2.4pips | 2.3pips | 2.9pips |
Axiory | スタンダード口座 | 1.3pips | 1.2pips | 1.3pips | 1.4pips | 1.8pips |
このように、Exnessは他業者と比べても圧倒的にスプレッドが狭い水準にあります。
これは平均スプレッドなので一概には言えませんが、Exnessのプロ口座がほとんどの通貨ペアで1番狭いです。
スプレッドだけでFX業者を決めるならExness一択だと思います。
最低入金額が10万円という事を除けば不満は無いのではないでしょうか。
低スプレッド口座のスプレッド比較
次に、毎回のトレードに手数料を支払う代わりに低スプレッドで取引することができる口座を比較していきます。
海外FX業者 | 口座種類名 | USD/JPY | EUR/USD | GBP/USD | EUR/JPY | AUD/JPY | 手数料 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Exness | ロースプレッド口座 | 0.0pips | 0.0pips | 0.3pips | 0.4pips | 0.1pips | 3.5ドル |
Exness | ゼロ口座 | 0.0pips (3.5ドル) | 0.pips (3.5ドル) | 0.1pips (4.5ドル) | 0.1pips (5ドル) | 0.0pips (4.5ドル) | 通貨ペアごとに異なる |
XM | ゼロスプレッド口座 | 0.1pips | 0.1pips | 0.3pips | 0.4pips | 1.2pips | 5ドル |
TitanFX | zeroブレード口座 | 0.3pips | 0.2pips | 0.6pips | 0.7pips | 1.1pips | 3.5ドル |
FBS | ECN口座 | 0.3pips | 0.0pips | 0.5pips | 0.5pips | 0.5pips | 6ドル |
Tradeview | ILC、cTrader、Viking口座 | 0.2pips | 0.1pips | 0.4pips | 0.3pips | 0.5pips | 2.5ドル |
HotForex | ゼロスプレッド口座 | 0.2pips | 0.1pips | 0.4pips | 0.6pips | 1.0pips | 3ドル |
Axiory | ナノスプレッド口座 | 0.2pips | 0.1pips | 0.4pips | 0.2pips | 0.9pips | 3ドル |
手数料に関して、Exnessはそこまで優れていません。Tradeviewの2.5ドルが最安値です。
また、ゼロ口座はスプレッドだけを見るととても優秀ですが、手数料の高さがやはり気になります。
これは平均スプレッドのため、取引量が多くスプレッドが狭くなりやすい欧州、ニューヨーク時間にはメジャー通貨ペアはどこの業者もほとんど0.0pipsに近づきます。
そうなるとスプレッドはほとんど誤差の範囲にあるため、メジャー通貨をメインで取引する方は手数料の安さで考えるのが良いと思います。
Exnessの良い所は、クロス通貨でもスプレッドが狭い部分にあります。
AUD/JPYなどはメジャー通貨ペアと比べるとスプレッドが広くなりますが、Exnessは0.0pipsに近いスプレッドを維持しています。
なので、様々な通貨ペアを同時に見てトレードするという方にはExnessのロースプレッド口座が1番良いと思います。
Exnessを利用する際に気を付けること
早朝のスプレッドは広がる
Exnessは1日の取引が終わった日本時間の早朝に他FX業者と比べてもスプレッドがとても広がりやすい傾向にあります。
早朝に取引する方はいないと思いますが、スイングトレードなどでポジションを保有しているときに広がったスプレッドに逆指値注文に引っかかってしまう事があります。
なので、数日間にわたってポジションを持ち続ける方はこのことを忘れないように気を付けてください。
その代わり、日中に関してはとても安定したスプレッドを提供しています。
ボーナスキャンペーンが開催されない
Exnessは他の海外FX業者とは異なり、入金ボーナスやキャッシュバックボーナスなどのキャンペーンが一切開催されていません。
海外FX業者では魅力的なキャンペーンを開催している所が多いので、この点についてはExnessは見劣りしてしまいます。
しかし、入金ボーナス等の恩恵を授かれるのは最初だけです。その分スプレッドはトレードをする上でずっと付随してくるものなので、スプレッドが狭い業者でトレードする事は長いスパンで考えたら圧倒的にお得です。
ただ、入金した額の100%のボーナスを受け取れるなど資金が少ない人にとっては、ボーナスキャンペーンの恩恵は計り知れません。
自分の資金と相談をしながらFX業者を決めることをおすすめします。
Exnessスプレッドまとめ
Exnessのスプレッドについて詳しく理解できたと思います。
4つの口座タイプの中でもプロ口座とロースプレッド口座は、スプレッド、手数料がとても優秀なのでおすすめです。
ただ、プロ口座とロースプレッド口座は最低入金額が10万円なのでまずはスタンダード口座を開設しましょう。
後からでも、他の口座タイプを複数開設開設することができます。
また、自分のアカウントページから上記のようにデモ取引も試すことができるので、実際に使ってみてから吟味することもできます。
デモ取引をして口座を自分で選ぶのがめんどくさいという方は、手数料がなくスプレッドの狭いプロ口座を選んでおけば間違いないです。
Exnessはレバレッジに関しても優秀です。
レバレッジ無限倍という破格のレバレッジを提供しています。
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