GEMFOREXの注意点について解説!スキャルピングとLot数の制限について

GEMFOREXでは、短期間での複数回のトレード自体は禁止されていません。

ただし、取引量が大きすぎると利用規約に違反してしまう可能性があります。

GEMFOREXのスキャルピングのルール

GEMFOREXでは、スキャルピングについて以下の記載があります。

オールインワン口座では特に厳しい制限は設けてはおりません。但し、お客様からのお口座から発生するメッセージが膨大な量となり、当社サーバーの執行能力に支障があると担当部門で認められます場合には、一旦取引停止となる場合がございます。また、場合によっては利用規約第12条18項とし、同規約第20条2項に沿った処置を行わせて頂く場合もございますので、極端な取引はお控え下さい。以前の事例となりますが、短期間(5分間を目安)に往復合計10LOT以上での連続したお取引を継続された結果、カバー先にて予告無く取引停止となり、該当取引分につきましてdeal cancelとなったケースがございました。その結果、利用規約第12条18項とし、同規約第20条2項に沿った処置となりました。また、そこまでの処置にはなりませんが、極端な証拠金率における回転率と判断され、注文が入り難くなる場合もございます。ご参考の上、ご心配な場合には一度弊社まで確認のご連絡を頂きますようお願い致します。

GEMFOREXガイドライン

以前の事例ではありますが、5分間で往復10Lot以上の取引を継続した場合、取引停止となり利用規約第12条18項とし、同規約第20条2項に沿った処置となりました。

5分間で往復10Lot以上というのは、スキャルピングをしている方であればかなり厳しい条件だと思います。

GEMFOREXの禁止事項

利用規約第12条とは、GEMFOREXの禁止行為について定めている条文です。
具体的には、以下の行為を指します。

本サービスを利用する上で、利用者は以下にあげる行為をしてはなりません。以下の行為が判明した場合は、無条件で利用を停止または削除し、報酬も凍結することがあります。場合によっては法的処置により処理を行うものとします。禁止行為の有無についての判断は当社が行うこととし、利用者に対するその内容・根拠の説明を要しないものとします。

1.実在しない利用者として利用者登録する行為
2.口座名義人以外の者が利用する行為
3.1つの口座を複数名で利用する行為
4.利用者登録の際、申告事項に虚偽の記載・誤記・または意図して記入漏れの状態で登録する行為
5.ひとつの登録種別につき、同一人物がアカウントを2つ以上持つ行為(ただし当社が特別に認めた場合を除く)
6.故意・過失に関わらず、当社の営業を妨害する行為.当社及び委託先企業の著作権その他の権利を侵害する行為
7当社及び委託先企業の著作権その他の権利を侵害する行為
8.当社または第三者を中傷し名誉を傷つけ、不利益をもたらす行為
9.著作権等の知的財産権、肖像権等の人格権、その他法律上の権利ないし保護に値する権利の侵害、あるいは関連する法規に違反する行為
10.第三者のプライバシーを侵害する行為.違法または疑わしい活動をする行為
11.違法または疑わしい活動をする行為
12.当社判断で不適切とみなすトレード行為
13.2つの業者(または複数業者)に入金して、両建て取引する行為(同通貨ペア、相関性の高い通貨ペアも含みます)
14.当社複数口座で両建て取引する行為(同通貨ペア、相関性の高い通貨ペアも含みます)
15.第3者同士が同じタイミングで入金やトレードを繰り返し、同じタイミングで出金する行為
16.提供サービスやシステムの盲点を狙った悪質とみなす取引
17.経済指標時、アメリカ雇用統計発表時ならびに政府や中央銀行介入など相場が急激に変動するタイミングのみを狙った悪質とみなす取引。
18.事前連絡なしで大きなロット数での取引
19.虚偽の連絡先または第三者の連絡先で登録する行為
20.消費者の判断に誤解を与える行為、または消費者の判断から好ましくないと当社が判断する行為
21.準禁治産者、禁治産者のいずれかであり、申込の際に法定代理人の同意等を得ずに登録する行為
22.18歳未満であるのに利用者として登録する行為
23.反社会行為、法令違反行為及び弊社が適宜禁止する行為
24.反社会勢力者、前科者、法令違反者及び弊社が適宜禁止とする者が利用者として登録する行為

GEMFOREX利用規約

短期間での往復10Lotを超えるスキャルピングは、第12条18項の「事前連絡なしで大きなロット数での取引」という禁止行為に該当するという事です。

禁止事項に対する処置

そして、上記の禁止行為に該当する場合、同規約第20条2項に沿った処置を行わせて頂く場合があるとの記載があります。
第20条2項は、以下の通りになっています。

利用者の禁止行為に該当する場合、出金を許可出来ない場合があり、利用者は、それに意義を申し立てないものとする。
また、その場合、ご入金頂いた元本については返金処理させて頂きます。しかしながら、発覚の際、元本がなくなっていた場合、すでに元本が0円となりますので返金処理は行えません。
この場合、ボーナス付与分で取引を行った利益分は、元本となりません。

GEMFOREX利用規約

つまり、禁止行為に該当した場合、獲得した利益は全て没収されます。
GEMFOREXの口座を開設した際に、利用規約に同意をしていることになるので、一切の異議の申し立てもすることが出来ません。

ただし、これは短期間での大きなロット数を取引する前に連絡をしなかった場合です。
事前に連絡すれば、スキャルピングをしても大丈夫という事になります。

しかし、5分間で往復10Lotというのは、スキャルピングをする方にとってはかなり厳しい条件だと思います。

ノースプレッド口座でもスキャルピングは制限されている

GEMFOREXでは、ノースプレッド口座というスキャルピング用の口座が存在しますが、ノースプレッド口座についても以下のような記載があります。

GEMFOREXは、ノースプレッド口座とは言え、スプレッド0.0pipsのタイミングのみを意図的に狙ったご利用をお断りしており、平均的にご利用頂けるお客様のみのご利用とさせて頂いております。また、ノースプレッド口座でのスキャルピングのルールとして、短期間(5分間を目安)に往復合計10LOT以上での連続したお取引を頂く可能性がある方は事前にご連絡を頂き、弊社よりカバー先に許可を取らせて頂く必要がございます。許可を取らずにお取引を継続されますとカバー先より予告無く取引停止となり、該当取引分につきましてdeal cancelとなる場合がございます。発覚した場合は、利用規約第12条(利用者の禁止行為)10項の当社判断で不適切とみなすトレード行為とみなし、アカウント停止とさせて頂き、利用規約第20条(キャンセル・返品・返金に関して)2項を適用させて頂きます。
また、そこまでの処置にはなりませんが、極端な証拠金率における回転率と判断され、注文が入り難くなる場合もございます。

GEMFOREXガイドライン

スキャルピング用の口座でも、短期間での往復10Lot以上の取引は認められていません。
連絡をする場合には大丈夫ですが、少し大きなLot数でスキャルピングをする方であれば毎日連絡をする必要があるので、大きな手間になると思います。

このことから、GEMFOREXでスキャルピングをすることはおすすめできません。
スキャルピングについて何も制限のない別のFX業者を利用する方がストレスなくトレードできると思います。

また、GEMFOREXの1回の注文で取引できる最大Lot数は30Lotです。
他のFX業者と比べても、かなり少ない最大取引量となっています。
なので、スキャルピングに関わらず、大口の方にはおすすめできないFX業者です。

初心者の方や少額から始める方にとっては、ボーナスキャンペーンが優秀な事もあり利用する価値はかなりあると思います。

スキャルピングが出来るおすすめFX業者

TitanFX

TitanFXは、ハイレバレッジ、低スプレッドとかなり高スペックなFX業者となっています。

レバレッジは、一律500倍で、口座残高によるレバレッジ制限もありません。
証拠金がいくらであっても500倍でトレードする事が可能となっています。

また、スキャルピング向けの口座はZeroブレード口座は、Zeroブレード口座がおすすめです。
Zeroブレード口座は、約定力がとても高く注文が滑らない事に定評があります。

公式サイトでも以下のように、記載してあります。

Titan FXのECN環境は、ニューヨークのEquinix NY4ファイナンシャルデータセンター内に設置されています。
Titan FXと提携の銀行とリクイディティ(流動性)プロバイダー間の、強固なネットワークにより、他ブローカーの追随を許さない超高速決済が可能となりました。

ECNとは、注文の発注方法の事です。
他にもSTP方式による発注方法が存在し、Zeroスタンダード口座はSTP方式、Zeroブレード口座はECN方式を採用しています。
一般的に、ECN方式の方が約定力、透明性が高いとされており、スキャルピング取引に適しています。

また、決済のスピードにはサーバーの強さが関係してきますが、TitanFXはサーバーにお金をかけて約定力に力を入れている事が読み取れると思います。

TitanFXのデメリット

TitanFXは、ボーナスを一切提供していません。
海外FX業者は、ボーナスキャンペーンの豊富さが1つの魅力ではありますが、TitanFXは口座開設ボーナスや入金ボーナスといったボーナスキャンペーンを開催していません。

この先も開催はしない方針だと思うので、ボーナス目当てでの口座開設をしたい方にはあまりおすすめできません。

最低入金額が2万円からとなっています。
口座タイプに関わらず、初回の最少入金額が$200相当からと、他のFX業者と比べると少し厳しい条件です。

ただ、FXを始める初期資金としてはそこまで高額とは言えないので、ほとんどの人は大丈夫かと思います。
そもそも、FXは貯金などの余剰資金を用いてやるものです。
2万円を惜しむようならFXをやるのではなく、まずはご自身の仕事で成功をする方がよっぽど稼げると思われます。

Exness

Exnessもハイレバレッジ、低スプレッドを提供している業者です。
また、海外FX業者の中では珍しく安全性に力を入れている業者でもあります。

日本に向けて運営を行っている会社は、Exnessグループというグループ会社の中の1つです。
Exnessグループは、グループ全体で以下の3つの金融ライセンスを取得しています。

  • セイシェル共和国金融庁(FSA)
  • キプロス証券取引委員会(CySEC)
  • 英国金融行動監視機構(FCA)

この中でも、英国金融行動監視機構は特に厳しいことで有名で、英国の金融関係会社の金融行為規制と健全性規制を行っています。

また、Exnessは別の監査機関デロイト・トウシュ・トーマツによって監査されています。
デロイト・トウシュ・トーマツ社は世界四大の監査会社のひとつであり、世界最大プロフェッショナルサービスファームで、監査、危機管理、財務顧問などのサービスを手がけています。

監査法人とは、企業の財務諸表を作成する監督機関の事です。
企業の内部から資金取引や売り上げなどを全て調べ上げ、1つの財務諸表を作成します。
この書類を作成する一連の流れを決算と言います。

これらの事からExnessの安全性については、海外FX業者の中でもトップクラスだと断言できます。

Exnessでは4種類の口座がありますが、スキャルピングをする際のおすすめ口座順は以下の通りです。

ロースプレッド口座 > プロ口座 > ゼロ口座 > スタンダード口座

やはり、手数料があったとしてもスプレッドの狭い方がスキャルピングをする際にストレスなくトレードできると思います。

ただし、ロースプレッド口座の最低入金額は10万円からです。
TitanFXより8万円も多く入金する必要があるので、最初に入金したい金額に応じてTitanFXかExnessのどちらかを選択するのがおすすめです。

まとめ

GEMFOREXのスキャルピングについて解説しました。
GEMFOREXでは、スキャルピングを禁止自体はしていませんが、かなり厳しい条件でトレードしなければいけません。

そのため、上記で紹介したスキャルピングを禁止していないFX業者で心置きなくスキャルピングをすることをおすすめします。

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