CT（Inner Circle Trader）のリアルな姿：誤ったトレード手法と虚偽の主張
このブログでは、トレード業界で有名な「ICT（Inner Circle Trader）」ことMichael J. Huddlestonが主張するトレード手法と、その背後に潜む危険性について解説します。特に初心者トレーダーに向けて、彼の主張がどれだけ虚偽に基づいているか、またそのトレード手法がなぜ信用できないかを具体的な例と数字を使って説明します。
1. ICTの主張：96％の勝率は本当か？
ICTは、自身のトレード手法が「96％の勝率」を誇ると度々主張しています。しかし、実際のライブトレードでの結果はこれと大きく異なります。例えば、動画では彼がライブトレード中に5連敗し、合計で1,500ドル以上の損失を出したことが紹介されています。この時、彼の唯一の勝利トレードはたった75ドルの利益で、最小の損失の半分にも満たない額でした。このような結果は、彼が主張する高い勝率と大きく矛盾しています。
さらに、仮にICTが60％の勝率しかないとしても、5連敗する確率は1％以下です。つまり、ICTのように「96％の勝率」と大々的にアピールする人が、実際には低い勝率でトレードしていることが明らかになります。このような誤った主張は、初心者トレーダーに誤解を与え、過度な期待を抱かせてしまうため、非常に危険です。
2. ライブトレードの失敗とその言い訳
ICTのライブトレードでは、彼が連敗するたびに言い訳を繰り返している点も問題です。例えば、彼は「自分のストップロスが公にされることで、それを狙ってマーケットが操作される」と主張しました。しかし、これは多くのトレーダーにとって誤った考え方です。特に、ICTのように「市場のアルゴリズムを理解している」と豪語する人物が、自分の負けを市場の操作のせいにするのは非常に矛盾しています。
実際、彼がライブでトレードを行った際、ストップロスに到達した後に30ポイント以上の価格変動が発生しており、これは単なる「ストップロス狩り」では説明できません。ICTがこのような言い訳をすることで、自身のトレード手法が不十分であることを隠そうとしているのです。
3. ICTの誤ったトレード教育
ICTは「自分の手法が他のすべてのトレード手法よりも優れている」と何度も主張しています。彼は、自分のコンセプトが「完璧」であり、「毎週、毎日、市場で機能する」と豪語しています。しかし、動画で示されているように、彼のライブトレードはまったく逆の結果をもたらしており、5連敗という悲惨な結果に終わっています。
特に注目すべきは、彼がトレード中に「ストップロスを公開するとマーケットがそれを狙う」と言い訳している場面です。実際には、ストップロスは市場参加者全体の意思決定に基づいているため、ICTのような個人トレーダーのストップロスが市場全体を動かすことはほとんどありません。こうした誤った教育は、初心者トレーダーに不必要な恐怖や不信感を植え付け、トレードの成功を妨げる要因となります。
4. ICTの「リセットシムアカウント」のトリック
動画内では、ICTがライブストリームを開始する直前に「リセットシムアカウント」を使用して大きな利益を出し、視聴者に誤った期待を抱かせる方法も紹介されています。彼は、ライブトレード前に架空のアカウントで大きな利益を出し、それを基に「今日は勝った」と主張しました。しかし、実際にはライブトレード中に連敗し、大きな損失を出しています。
このようなトリックは、初心者トレーダーに誤った成功のイメージを植え付ける危険があります。実際のトレードでは、架空のアカウントでの利益は何の意味もなく、リアルな結果こそが重要です。ICTはこの点を巧妙に隠し、自身のトレード手法を成功しているように見せかけています。
5. ICTの高額な料金体系
さらに、ICTは自分のトレード手法を学ぶために高額な料金を請求しています。彼は「一度限りの200ドルの支払いに加え、月額150ドルを数年間支払うことで、自分の手法を学べる」と述べています。しかし、彼が実際にライブトレードでどれだけ失敗しているかを考えると、この料金は非常に高額であり、ほとんどのトレーダーにとっては価値のない投資です。
また、彼自身も「教えることで数百万ドルを稼いだ」と明言しています。つまり、彼の主な収入源はトレード自体ではなく、フォロワーに対してトレード手法を教えることであることが分かります。このようなビジネスモデルは、実際にはトレードで利益を出していないことを意味し、フォロワーにとって大きなリスクを伴います。
6. まとめ：ICTの手法には注意が必要
このブログを通じて明らかになったのは、ICTが自分のトレード手法を誇大に宣伝し、初心者トレーダーを誤った方向に導いているという事実です。彼の主張する「96％の勝率」や「市場のアルゴリズムを理解している」といった言葉は、実際には多くの虚偽に基づいています。また、彼のトレード手法は実際には成功しておらず、ライブトレードでの連敗がその証拠となっています。
初心者トレーダーにとって、正しい情報を選び取ることは非常に重要です。ICTのような人物に騙されないためには、冷静な判断力と信頼できる情報源から学ぶ姿勢が求められます。トレードは一攫千金を狙うものではなく、長期的な視点と堅実なリスク管理が不可欠です。ICTのような詐欺的手法には十分注意し、健全なトレード教育を受けることが成功への第一歩となるでしょう。
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