トレードにおいてエントリーのタイミングは極めて重要です。本記事では、動画「Entry Model | Trading Bootcamp – Day 15」で解説されたエントリーモデルについて詳しく紹介し、初心者でも理解しやすいように解説します。
エントリーモデルの概要
エントリーモデルとは、適切なタイミングで市場に参入するための手法を指します。この動画では、2つのエントリーモデルが紹介されました。
- リバーサルエントリー(Reversal Entry)
- コンティニュエーションエントリー(Continuation Entry)
どちらも、市場のトレンドに沿ったエントリーを行うための戦略です。
目次
リバーサルエントリーとは?
リバーサルエントリーは、市場が一時的にトレンドと逆方向に動いた後、元のトレンドに戻るタイミングを狙う手法です。
リバーサルエントリーの流れ
- 日足のバイアスを確認(Daily Bias)
- 市場の大きな流れを把握し、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを確認。
- 市場が一時的にバイアスと逆方向に動くのを待つ(Power of Three)
- 例えば、下降トレンドの場合、一旦価格が上昇する動きを待つ。
- セッション流動性の確認(Session Liquidity)
- アジア時間の高値や安値、ロンドン・ニューヨーク時間の流動性を確認。
- 市場がトレンド方向へ戻るシグナルを確認(Market Shift)
- 5分足または15分足で市場が再びトレンド方向に戻る動きを確認。
- フェアバリューギャップ(Fair Value Gap)を利用してエントリー
- ギャップ(価格の飛び)が生じたタイミングでエントリー。
例:下降トレンドの場合
- 日足バイアス:下降(Bearish)
- 市場が一時的に上昇
- ロンドンセッションで高値を更新し、ニューヨークセッションで市場が下降に転じる
- 市場が下降に転じたタイミングでフェアバリューギャップを利用してエントリー
この方法により、無駄な逆張りを避け、市場の流れに沿ったトレードが可能になります。
コンティニュエーションエントリーとは?
コンティニュエーションエントリーは、すでに始まったトレンドが継続すると判断したときにエントリーする方法です。
コンティニュエーションエントリーの流れ
- 日足のバイアスを確認(Daily Bias)
- 市場がバイアスとは逆方向に動くのを待つ(Power of Three)
- セッション流動性の確認(Session Liquidity)
- 市場がトレンド方向へ戻るシグナルを確認(Market Shift)
- 2回目のマーケットシフトを確認(Second Market Shift)
- トレンドが継続すると確信できる2回目のシフトを確認。
- フェアバリューギャップ(Fair Value Gap)を利用してエントリー
例:下降トレンドの場合
- 日足バイアス:下降(Bearish)
- 市場が一時的に上昇し、その後再び下降
- 1回目のマーケットシフトで下降トレンドが示唆される
- 2回目のマーケットシフトを確認し、フェアバリューギャップでエントリー
この方法では、より慎重にエントリーのタイミングを見極め、トレンド継続を確認してからエントリーするため、リスクを抑えられます。
エントリーモデルのポイントまとめ
✅ エントリーの基本ルール
- 日足のバイアスを確認する
- 市場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを見極める。
- 市場が一時的にバイアスと逆方向に動くのを待つ
- 逆方向の動きがあることで、流動性が確保される。
- セッション流動性を確認する
- アジア時間、ロンドン時間、ニューヨーク時間の動きを見る。
- マーケットシフトを確認する
- 5分足または15分足で市場が元のトレンド方向に動き出すかを判断。
- フェアバリューギャップでエントリーする
- ギャップを利用することで、リスクを最小限に抑える。
✅ 取引における注意点
- 1日1回の勝ちトレードで満足する
- 無駄なエントリーを減らし、1回の勝ちで十分と考える。
- トレードを過度に複雑にしない
- シンプルなルールに従い、確率の高いエントリーだけを狙う。
- 検証とバックテストを行う
- 過去のデータを使ってエントリーモデルが機能するかを確認する。
まとめ
今回の動画では、エントリーモデルについて詳しく解説されました。
- リバーサルエントリー:市場が一時的に逆方向に動いた後、元のトレンドに戻るタイミングでエントリーする。
- コンティニュエーションエントリー:すでに始まったトレンドが継続すると判断したときにエントリーする。
どちらのエントリーも、市場のバイアスに従い、マーケットシフトとフェアバリューギャップを活用することで、効率的に利益を狙うことが可能です。
トレードを成功させるためには、適切なエントリーモデルを理解し、バックテストや検証を重ねることが重要です。この記事を参考に、自分のトレード戦略を磨いていきましょう!
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