FBSのメリットとデメリットをくまなく解説

FBSは2009年に設立された、世界120か国で営業する大手のFX業者です。

最大3000倍のレバレッジや太っ腹なボーナス、そしてNDD方式を採用するのが特徴です。

取引コストが高めで、Webサイトは日本語にイマイチ対応しきれておらず、口座もドル建てやユーロ建てのみと、少々癖の強い業者ではありますが、

といった方にオススメしたいFX業者です。

 

FBSの概要

運営会社について

運営会社名	Finance Brokerage Services
所在地	ベリーズ
設立時期	2009年
金融ライセンス	ベリーズ
日本語サポート	メール、電話、チャット

FBSはベリーズに拠点のあるFX業者で、世界120か国でサービスを展開しています。

運営期間も長いため業者としての信頼性は高く、数ある海外FX業者の中でも規模は大きい方に入ります。

 

FBSのサービス内容及びスペック

取扱通貨ペア数	FX38通貨ペア、貴金属（現物）4銘柄、エネルギー（現物）2銘柄、株式：40銘柄、株価指数（現物）4銘柄
最低入金額	1ドル～1000ドル（口座の種類のよって異なる）
最大レバレッジ	最大3000倍
取引手数料	口座の種類によって異なる
取引プラットフォーム	MT4、MT5
自動売買	可能
ロスカット水準	20%

FBSの魅力は最大レバレッジ3000倍ですが、実は口座残高が2万円以下の場合のみとなっています。2万円を超えると最大レバレッジは2000倍、20倍を超えると1000倍までレバレッジは下がります。（1000倍でも凄いですが）

一応、日本人の顧客向けのサービスもしっかりとやってはいますが、サイトの日本語が翻訳ソフトレベルなので、海外FX初心者向けではありません。

FBSのメリット

5種類の口座から選べる

FBSでは、セント、マイクロ、スタンダード、ゼロ、ECNの５種類の口座があります。

	セント	マイクロ	スタンダード	ゼロ	ECN
取引形態	NDD STP	NDD STP	NDD STP	NDD STP	NDD ECN
最大レバレッジ	1000倍	3000倍	3000倍	3000倍	500倍
取引銘柄	FX 貴金属 エネルギー 株式 株価指数	FX 貴金属 エネルギー 株価指数	FX 貴金属 エネルギー 株式 株価指数	FX 貴金属 エネルギー 株価指数	FX
ゼロカット	あり	あり	あり	あり	あり
取引手数料	無料	無料	無料	片道10ドル	片道3ドル
最低入金額	1ドル	5ドル	100ドル	500ドル	1000ドル
スプレッド	1.2～1.5pips	3.0pips	1.2～1.5pips	0pips	0.4～0.6pips
最低取引枚数	10通貨	1000通貨	1000通貨	1000通貨	1000通貨
ロスカット率	20%	20%	20%	20%	20%
自動売買	OK	OK	OK	OK	OK
プラットフォーム	MT4、MT5	MT4	MT4、MT5	MT4	MT4

セント口座は、最低入金額が1ドル、10通貨から取引可能など、超低額取引向け用の口座です。トレード初心者やFBSをお試しで使ってみたい方向けの講座です。

マイクロ口座は最大レバレッジ3000倍、1000通貨ペアで、固定スプレッドの口座です。少しスプレッドが広めなため、あまりお勧めは出来ません。

スタンダード口座は最低入金額が100ドルに上がりますがマイクロ口座よりもスプレッドが狭く取引コストが安いです。

ゼロスプレッド口座はスプレッドがゼロという珍しい口座ですが、取引手数料が片道10ドル高コストです。

ECN口座はECN取引できる最も透明性の高い口座です。レバレッジは500倍と低くなりますが、取引手数料も安めでお勧めです。

全体としては、お試し用のセント口座かECN口座がお勧めです。

マイクロ口座～ゼロスプレッド口座の3000倍のレバレッジは魅力的ですが、口座残高によって最大レバレッジは変わりますし、全体的に取引コストが高めですので、他の業者の方が良いでしょう。

 

最大レバレッジ3000倍でロスカット水準20％、ゼロカットで追証なし

FBSでは、最大レバレッジ500倍で取引ができます。

これは大きなメリットではありますが、FBSではダイナミックレバレッジを採用しており、レバレッジ3000倍でトレードできるのは口座残高が2万円までとなっています。2万円を超えると2000倍、20万円を超えると1000倍となりますので要注意です。

ゼロカットを採用していますので、もしもの時でも口座資金以上のマイナスにはならず、その後に追証を求められることは一切ありません。

ロスカット水準は20%ですので、ある程度の含み損まで耐えられます。

運営歴1２年の中堅～大手のブローカー

FBSは運営歴12年、120か国以上でサービスを提供する中堅～大手に該当するブローカーです。

これまでに特に問題なく営業しているため、経営状態も安定していると言えます。また、2020年にはFCバルセロナのオフィシャルパートナーに就任しています。

これもFBSの信頼性を高めています。

 

NDDを採用で透明性の高いレートを提供

FBSの提供する5つの口座はどれもNDDを採用しています。

NDD方式は、トレーダーの注文がインターバンクに直結する方式ですので、トレーダーとブローカーの利益相反がありません。

かつての国内業者で存在した「ストップ狩り」といった違法行為はありませんので安心です。

 

MT4とMT5が利用できる

FBSではMT4とMT5が利用できます。

口座の種類によってMT4のみ、もしくはMT4とMT5の両方を使用できるものがあります。

MT5はMT4よりも機能が充実していますが、MT4のインジケーターやEAとの互換性が無いため人気はそれほど高くはありません。

多くのトレーダーがMT4を利用しているのが現状ではありますが、MT5を使いたいと思っている方にもお勧めできます。

 

比較的軽い条件でVPSが無料で利用できる

FBSでは、口座に450ドル以上があり、毎月往復3ロット以上の取引をすると、VPSが無料で利用できます。

他のFX業者でもVPSを利用できたりしますが、FBSほど緩い条件の所は他にありませんん。

無料でVPSを利用したい方にオススメしたいです。

 

口座開設ボーナスや入金ボーナスが凄い！

FBSの大きな特徴がボーナスです。

口座開設ボーナスや入金ボーナスの充実度は海外FX業者です。

口座開設ボーナス

新規口座開設をすると100ドル分のボーナスが口座に反映されます。
しかも本人確認書類の提出をする前にボーナスが入りますので、試しにトレードするのには最適です。

ただし、ボーナスをそのまま出金することはできません。
また、ボーナスを使って得た利益は100ドルまでしか出金できません。

入金ボーナス

FBSの入金ボーナスも凄いです。何と最大で万ドルの入金ボーナスがもらえます。入金ボーナスは初回だけでなく、合計で2万ドル入金するまで続きます。

FBSのデリット

スプレッドが広い

FBSは他の海外FX業者と比べてもスプレッドが広いです。

例えばFBSのスタンダード口座のドル円のスプレッドは約2.0pips。他の業者が1pips台である現状と比較すると、広いと言わざるを得ません。

そのため、スキャルピングには向かず、どちらかと言えばポジション保有期間長めのデイトレや数日ポジションを保有するスイングトレード向けです。

 

サイトの日本語が弱い

FBSの公式サイトをご覧になると分かるように、日本語がイマイチです。

翻訳ソフトで日本語化したぶっつけ感は否めません。

しかし、日本語のできるスタッフとライブチャットやメールは可能ですので、困った時は大丈夫です。

円口座に対応していない

FBSが対応しているのはドル建てとユーロ建て口座のみです。

日本円建てに対応していませんので、口座内の証拠金は為替の変動の影響を受けます。

外貨建ての口座に慣れている方にとっては問題ないとは思いますが、海外FX初心者には少しハードルが高いと思います。

約定力は弱い

ネット上の口コミでは、FBSは約定力が弱いという意見が多いです。

約定力が弱く滑りやすく、更にはスプレッドが広いのはスキャルピングにおいては致命的です。

このため、FBSはスプレッドや滑り等の影響の小さなスイングトレードをされる方にオススメします。

ボーナスの出金条件が厳しい

FBSではボーナスを現金として出金することはできませんが、ボーナスを使って出た利益については出金が可能です。

この出金条件は以下の通りです。

この計算式から、100ドル出金するためには100ロットの取引をする必要があります。
これはかなり大きな数字ですので、ボーナスの出金のハードルは高いと言わざるを得ません。

FBSのまとめ